【内向的人間】あなたが内向的なのは「性格」じゃなくて持って生まれた「気質」ですから
「〇〇さんって無口ですね」
「おまえつきあい悪いな」
「もっと社交的になれよ」
そんなことをいわれた経験のある方は、内向的人間かもしれません。
持って生まれた気質は変えられない
上記の自己診断テストの結果が「完全な内向型」だったあなたに。
もっと社交的に、もっと活発に、そう考えることはやめましょう。
外向的な人たちの期待に応えるこれらの活動は、あなたを疲弊させます。
そして「この性格を変えよう」と努力することは、とても無意味な行為なのです。
なぜなら、あなたが内向的なのは「性格」ではなく「気質」だからです 。
デブラ・ジョンソン博士がおこなった内向型/外向型の脳の働きについての実験結果。
内向型の人と外向型の人の血液は、それぞれちがった経路をたどっていた。
内向型の人の血液は、より複雑で、内部に集中していることを知った。内向型の人の血液は、記憶する、問題を解決する、計画を立てる、といった内的経験にかかわる脳の各部へと流れていた。この経路は長く複雑だ。内向型の人は、内部の思考や感情に精力を注いでいたのである。
そうなのです。内向的であることは生まれ持っての気質であり、今さら自分で変えられることではないのです。あなたは内向的人間として生まれてきて死ぬまでこの気質を背負うことになります。
適切な環境に身をおくことの大切さ
しかし、外からエネルギーを得て、活発に行動する外向的人間になれないからといって、悲観すること何ひとつありません。
頭を切り替えましょう。内向的な気質を持つ人には、外向的な人にはない、能力がいくつもあります。
内向的な人は、適切な環境のなかでのみ、その才能、たとえば、集中して探求する能力を、発揮できるのである。
自分にとって意義のある仕事を探求することで、あるいは、非凡な才能とか特殊な状況下で、脚光を浴びるのだ。
内向的人間のひとりとしていわせてもらうと、「適切な環境」に身をおくことの重要さは実感します。前職の均衡能力や調整力が必要とされる環境は、正直苦痛でしかありませんでした。
思い切って環境を変えること。またはできないことを切り捨て、自分の得意分野でフォローする。自分本位でもいいじゃないですか。あなたの人生なんですから。